開放感をプラス!注文住宅を広く見せるためのコツとは

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/04/06


注文住宅を建てる際は、限られたスペースでも開放感のある家にしたいものです。しかし、開放感のある家といっても、どうすればいいのか分からない場合もあるでしょう。そのようなときは、ちょっとしたコツをつかむことで広く見せることができます。そこで今回は、開放感のある家について、広く見せる家づくりのコツやテクニックを紹介します。

開放感のある家とは

開放感のある家とはどんな家なのでしょうか。ここでは、開放感のある家について紹介します。

間仕切りが少ない

開放感を得るためには、ドアや壁などの間仕切りを少なくするとよいでしょう。家を開放的な空間にするには、いかにリビングを広く見せるかがポイントになります。そこでよく取入れられる方法は、リビング、ダイニング、キッチンを間仕切りで別々にするのではなく、すべてつなげてしまうことです。アイランドキッチンやカウンターキッチンにすることで、開放感のある家になります。

天井が高い

部屋を広くするスペースがない場合は、天井を高くすることで開放感のある家にできます。開放感を得られる天井には、一般的には吹き抜けが多いです。天井に高さがあると、視線が斜めに抜けることで視覚的に広く感じます。吹き抜けにすることで、窓を高い位置に設置でき自然光を多く確保できるメリットもあります。また、吹き抜けにするのが難しい場合は、勾配天井や折り上げ天井などにするとよいでしょう。

屋外のスペースと一体感がある

リビングに大きな窓を設置し、屋外にあるウッドデッキやバルコニーとの段差をなくすことで、リビングと屋外のスペースに一体感が生まれ、開放的な家にできます。さらにフローリングの色や木目と、ウッドデッキの色や木目を合わせることでよりいっそうまとまった印象になるでしょう。また、天気のよい日は家族や友人とバーベキューを楽しめるというメリットもあります。

広く見せる家づくりのコツ

広く見せる家づくりにはどのようなコツがあるのでしょうか。ここでは、広く見せる家づくりのコツを紹介します。

高さのある窓やドアを設置する

高さのある窓やドアを設置すると、天井が高く感じて家が広く見えるようになります。窓の上にある壁の面積が少ないと、スッキリとしてスタイリッシュな印象になるうえ、風景の見える範囲が広いと開放的に感じるでしょう。また、窓が大きい分自然光を多く取り込めるというメリットもあります。

明るい色の内装にする

内装を明るい色にすることで、広い空間に感じることができます。壁紙は柄がないシンプルな白にし、建材や家具はハイトーンのブラウンなどにするとよいでしょう。ダークトーンはオシャレ感がありますが、全体的にダークトーンの家にすると圧迫感のある印象になります。どうしてもダークトーンを採用したい場合は、全体的な色は明るくし、部分的にダークトーンを取入れることによって、アクセントをつけることができるでしょう。

ロースタイルリビングにする

ダイニングやキッチンより、床を一段低くしたロースタイルリビングにすると、天井が高くなるため広く感じるうえ、間仕切りがなくてもゾーンを分けることができます。理由として、リビングの床が一段低くなることにより、視線の幅が縦に広がるからです。また、リビングにカーペットを敷くことによって、ダイニングとの境界線ができるので、一体感がありながら視覚的に分かれているとの認識になるでしょう。

広く見せるための工夫・テクニックとは

部屋を広く見せるためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、広く見せるための工夫・テクニックを紹介します。

高さで明暗を変える

部屋全体を明るい色で一体感を出せば広く見えますが、自分の好みや家具とのバランスによっては、暗めの色を使いたい場合もあるでしょう。そのような場合は、建物の下側に暗めの色を使い、建物の上側に明るい色を使うことで部屋を広く見せることができます。天井は暗く見えることが多いので、白やオフホワイトの間接照明などを設置するとよいでしょう。

家具はロースタイルを選ぶ

家具はロースタイルを選ぶと、壁の面積が多く見えるので空間が広く感じます。黒やダークグレーなどの暗い色を選んでも、低い位置にあるとあまり圧迫感を感じることがありません。どうしても高さのある家具を設置したい場合は、脚の細いものを選ぶようにしましょう。家具の脚が細いと床の見える面積が広くなるため、開放感があります。

大きめの鏡を置く

室内に大きな鏡を置くことで、部屋を広く見せることが可能です。鏡に映った空間が、まるで部屋に奥行きがあるように感じるので広く見えます。リビングの近くに洗面台を設置すれば、洗面台の鏡に映った空間がリビングに奥行き与えて広く感じるでしょう。また、玄関や廊下に全身が映る鏡を置くと、狭いスペースでも広く感じるうえ、出かける前の身だしなみチェックもできます。

まとめ

開放感のある家に見られる特徴は、間仕切りが少なく天井が高いことや、屋外のスペースと一体感があることです。広く見せる家づくりのコツは、高さのある窓やドアを設置すること、明るい色の内装にすること、ロースタイルリビングにすることが挙げられます。広く見せるための工夫・テクニックには、高い方に明るい色を使い低い方に暗めの色を使うことや、ロースタイルの家具を選んで壁の見える面積を多くする、大きめの鏡を置いて奥行きを出すことです。

おすすめ関連記事